食材紹介(甘えびの鮮度の良さの秘密)
石川県を代表する水産物の「甘えび(ホッコクアカエビ)」は、能登半島沖合の深い海底に生息しています。 石川県の金沢港、橋立漁港、富来漁港、輪島漁港、蛸島漁港から出漁して水深300m前後の場所で底引き網漁やカゴ漁により漁獲します。(本製品はそのうち金沢港・富来港のものを使用しています。)
水揚げ後に漁師は鮮度を維持するために船上で、海底とおなじ2℃の冷海水にて活ジメをして、そのままサイズの選別をしながら氷が敷き詰められた発泡スチロールに梱包します。
船が港着くとすぐにセリと出荷作業が行われるので、私たちの手元に取れたての鮮度の甘えびが運ばれてきます。
食材紹介(甘えびの旬)
甘えびの漁期は冬場のカニが取れる時期は極端に少なくなりますが、禁漁の7~8月以外は基本的に水揚げがあります。
もともと年中美味しいですが、特に9月の漁の解禁後は石川県内ではとても盛り上がり、スーパーや外食店では甘えびの解禁を祝い、こぞって販売をします。 そういった意味では9月~10月が旬とも言えるのかもしれません。
食材紹介(石川県の甘えびの歴史)
甘えびの正式名称は「ホッコクアカエビ(北國赤海老)」です。今や全国的に通用する名称となっている「甘えび」は実はもともと北陸地方の俗名なんです。(新潟方面は南蛮エビといったりもします。)
語源は「とろけるような淡い甘みから」となどと言われています。 昔から石川県を代表する魚として加賀料理の膳には欠かせない食材で、「加賀料理の華」「百万石の味覚」と形容されて石川県を代表する海産資源でしたが、平成7年には石川県の魚と正式に指定されました。
食材紹介(甘さの秘密)
甘えびには豊富な量のグリシンやアラニンといった遊離アミノ酸が含まれていて、この成分が独特の甘みを引き出す秘密と言われています。 この多くの遊離アミノ酸は美味しさだけではなく、私たちの生命を維持するために、きわめて重要な役割を担っています。
商品紹介
甘えびは生で食べるのはもちろん、揚げても焼いても蒸しても美味しくさまざまな調理法が楽しめる食材です。 特に甘えびを丸ごと揚げる唐揚げは、そのさまざまな調理法の中でも甘えびの頭の濃厚なミソを堪能することが出来ます。身の部分は柔らかい食感と香ばしくパリッとした殻を楽しむことが出来ます。
頭からしっぽまで一口で丸ごと食べたり、頭と身の部分ごとに違う甘みを味わう楽しさが食卓を盛り上げてくれます。 唐揚げ粉にもこだわりがあって、北海道産の馬鈴薯でんぷんや赤穂の塩を使用しています。 甘えび本来の味がより際立つ様に、シンプルですが厳選した食材を組み合わせて製品にしています。
商品紹介(製造のこだわり)
海の幸は鮮度が命ということで、本製品の製造工場では、信頼のおける目利きのバイヤーに甘えびを厳選してもらい、さらに仕入れから凍結までの流れをスピーディーに行えるように一日の製造量を抑えた形の、品質ファーストの製造方法をとっています。
調理方法
お店で食べるようなカラッとした食感になる揚げ方のご紹介をさせていただきます。 油に対して唐揚げが多いと油の温度が下がり、ベタついた揚がり方の原因となります。 なのでたっぷりの油を170~180℃に設定して冷凍のまま一つかみ(少量)ずつ入れます。 ※甘えびの触覚部分は手に刺さりやすいので、一度袋から出して必要な量だけ優しくつかみます。 唐揚げから落ちた余分な粉も温度の低下につながるので、油に入れないようにするのもポイントです。 あとは約3分間揚げて出来上がりです。
調理方法(アレンジ)
唐揚げとしてはもちろんですが、本製品はさまざまなアレンジがありますのでご紹介させていただきます。頭は唐揚げとして食べて、身はあんかけやエビチリにすると、よりさまざまな味が楽しめます。
甘えびの餡掛け
(材料)
・甘えびの唐揚げ(揚げたもの) 150g
・ピーマン 1個
・玉ねぎ 1/6個
あんかけ
・Ⓐしょうゆ 大さじ1
・Ⓐ砂糖 小さじ1
・Ⓐみりん 小さじ1
・Ⓐ酒 小さじ1
・Ⓐ水 60ml
・水溶き片栗粉 適量
(作り方)
1ピーマン、玉ねぎを千切りにします。
2フライパンにサラダ油を入れて1を炒めます。
3あんかけの水溶き片栗粉以外のⒶをフライパンに入れて沸騰させます。
4沸騰したら火を止めて水溶き片栗粉を入れてとろみをつけます。
5お皿に揚げた本製品を盛って4をかけて完成です。