食材紹介(ホタテの産地)
ホタテ(ホタテガイ)は北方に生息する貝です。
日本における美味しくて有名なホタテ貝の産地は大きく分けて、北海道オホーツク産・北海道噴火湾産・青森県陸奥湾産の3つと言われています。
カナザワマルシェのホタテの唐揚げにはそのうち、噴火湾産のものと陸奥湾産のものを使用しています。
噴火湾と陸奥湾はほたて貝のエサとなるプランクトンを育てるミネラルたっぷりな水が豊富です。 また、北国の冷涼な気象条件と湾特有の静穏さがほたて貝の生育に最も適した環境となっており、より優れた品質のほたて貝が生産されています。
寒い冬場に栄養分を多く蓄え、それが旨みのもとになって美味しくなると言われています。
食材紹介(旬の時期)
ホタテはほとんどが養殖であまり旬の時期はなく年中美味しく食べられます。 カナザワマルシェのホタテ唐揚げに使われている噴火湾産と陸奥湾産のホタテは、垂下式と言われる方法で養殖されています。
この垂下式は稚貝をロープ又はかごに入れて海中につるしてゆっくり成長させます。垂下式で養殖されたホタテは主に3月~4月の間に集中して水揚げがあります。
食材紹介(ホタテ貝の歴史)
ホタテガイのおいしさは日本だけでなく世界中の人を魅了して、江戸時代においては対中貿易の重要な海産物の一つとして幕府の重要な財源となっていました。 ホタテの養殖としての歴史は意外と浅く、きっかけは昭和6年にサロマ湖内で稚貝が発見されたのがきっかけです。その後養殖の研究や湖の水質改善などが進み、昭和40年代頃からホタテの養殖が盛んになり、昨今の高品質なホタテ貝が安定して食べられるようになりました。
食材紹介(養殖のおいしさ)
ホタテガイは濃厚な甘味旨味が特徴で、生食はもちろん煮る焼く揚げるなど、様々な調理法で食されています。 その素材として一般的に養殖よりも天然物の方が美味しそうと思われる場合が多いです。しかし、ホタテの場合は一概にそうともいえません。 天然物は食べられるまでにの長さが養殖に比べると長く身が引き締まっています。加熱して食べるもの(カナザワマルシェの唐揚げのように)は天然ものでは身が引き締まっていることで硬くなりすぎる場合があるので、養殖の方が柔らかいので唐揚げには最適と言えます。
また栄養素としては、タウリン・タンパク質・カルシウム・鉄分・亜鉛など体に必要な栄養素がとても豊富です。 加えて、旨みを出す成分と言われているグリシンやコハク酸ですが、ホタテ貝はアサリなどの貝に比べて約10倍ほど含まれていると言われていて、これがホタテの美味しさの秘密となっています。
商品紹介(製造のこだわり)
北海道噴火湾産と青森県陸奥湾産の2種類の産地のものをその年度の品質・状態を判断して唐揚げに合うものを使い分けて使用しています。 また、唐揚げ粉もホタテ本来の旨みを邪魔しないシンプルな唐揚げ粉を使用して製造しています。