真イカ唐揚げ 食材紹介(鮮度の良さ)
石川県ではカニや甘えびと並んで県を代表する魚介と言われているイカですが、スルメイカ・アカイカ・ヤリイカ・ホタルイカ・コウイカなど様々な種類のイカが漁獲されます。
その中でも真イカ唐揚げに使用している「真イカ(スルメイカ)」は、石川県のイカの漁獲量の8~9割を占めます。
石川県の真イカ(スルメイカ)は日本の九州南方から東シナ海にかけて産卵して羽化します。春から夏にかけて北上して、秋になると再び南下する回遊魚です。寿命は約1年で27~30cm程の大きさに成長します。
石川県では、金沢港・富来漁港・輪島漁港・蛸島漁港・鹿磯漁港・宇出津港から出漁して小型のイカ釣り漁業で漁獲します。
水揚げ後に鮮度を維持するために船上ですぐに急速冷凍して、漁港に着くとそのままサイズの選別をしながら箱に詰めていき梱包して出荷されます。
食材紹介(水揚げ時期)
石川県の真イカ(スルメイカ)はスルメイカの多くが滞留する6月~8月の間に主な水揚げがあります。 漁獲時期は限られていますが冷凍技術の進歩により、今では石川県産の真イカも時期を気にせずに年中美味しく食べられます。
食材紹介(夏の風物詩)
イカ釣り漁業は、夜間に集魚灯を使ってイカを集めて、自動イカ釣り機により疑似餌を投入して漁獲する手法です。 夜間に集魚灯を使用した大量の数の漁船が並ぶ姿はとても幻想的な光景で、「漁火(いさりび)」と呼ばれて夏の風物詩としてもよく取り上げられます。
食材紹介(石川県の真イカの歴史)
石川県では古くからイカは獲られてきましたが、特に能登半島の小木港が歴史は古く、江戸~大正初期にかけて多くの漁船が入港してきたそうです。 まだ当時は現在の集魚灯によるイカ釣り漁ではなく、二人乗りの舟による漁業が主流でした。
大正時代にエンジンを搭載した漁船が出てきて、昭和中期からは冷凍設備を備えた漁船が出てきて、遠洋の海域まで漁に出かけられることによって石川県の小木は日本でも有数のイカの水揚げ地となりました。
冷凍設備がない時代は獲れるイカはほとんど加工されて、特産品でもあるイカを使用した魚醬の「いしり」などが生み出されたりしました。
食材紹介(甘さの秘密)
真イカにはイノシン酸の分解過程であるアデニル酸やグルタミン酸があり、旨みの元となっていると言われています。 また、真イカは高たんぱくで低カロリーなのでダイエットなどにも最適な食材です。
商品紹介
イカは煮ても焼いても揚げても美味しく、加工品をあげても塩辛やスルメなど、日本人にとっては欠かせない食材の一つと言っても過言ではないぐらい親しまれています。
その中でも真イカ(スルメイカ)はコリコリとした歯ごたえと噛んだ時にあふれる旨みが特徴で、唐揚げは真イカの良さを引き出した調理の一つであるといえます。
商品紹介(製造のこだわり)
本製品の製造工場では水揚げ地近くの能登の加工場で、1つ1つ丁寧に手作業でさばかれたイカを仕入れて加工しています。唐揚げ粉には赤穂の塩と北海道産の馬鈴薯でんぷんを使用したものを使って素材すべてにこだわった唐揚げを製造しています。
調理方法
真イカの唐揚げはそのまま食べてももちろん美味しいのですが、他に様々な食べ方があります。
その中でもマリネは相性抜群で、茹でたイカを使用したマリネとは違った食べ応えのある料理として楽しめます。