白えびの特徴
石川県の能登や富山県の特産品で有名な「白えび」のご紹介です。
白えび 見た目の特徴
体は全体的に透明で手足、触角、尾や背中に薄い赤色の斑点があるため、ピンク色または薄い赤色に見えます。見た目が綺麗で、その美しさから「富山湾の宝石」と呼ばれているます。
白えびの漁獲時期
白えびは富山湾で主に4月~11月にかけて漁獲されています。全国で一般的に「しらえび」で知られていますが、漁獲量の多い富山県や石川県の地元では「しろえび」を呼ばれることが多いです。白えびは体長7~8センチで甲殻網オキエビ科シラエビ属のエビです。 一生を泳ぎながら過ごし雌は5.5センチくらいから卵を産むようになります。卵は1~2ミリの楕円形で油球があります。生まれる子供の数は約300尾ぐらいと少なく産卵期は7月~11月です。親は一生に2回産卵し、約2~2.5年ぐらいで寿命を迎えます。
白えびの利用法
漁獲された白えびは生鮮食品としての消費は少なく大半が加工されます。むき身が半分の約50%を占め、釜揚げとしての加工品へ約20%、煮干しが約10%、その他の加工品へが約10%、そして生鮮食品として流通されるのが残りの約10%になります。
白えびの味
白えびの味の特徴はねっとりしたとろけるような食感と上品でコクのある甘みが大きな特徴となります。甘えびやガスエビなどと比較するとそれらほどは甘みが強くなく、火を通す揚げ物や釜揚げにすると香ばしい旨味や甘みがより引き立つように感じられます。 かき揚げやせんべいやスナック菓子などに使用されることも多くあります。