シロサバフグ 食材紹介
シロサバフグは日本でもっとも漁獲量の多いふぐのひとつです。シロサバフグは東アジア沿岸に広く分布しており、新潟県から九州南岸の日本海沿岸と北海道から九州南岸の太平洋沿岸、そして瀬戸内海や奄美大島などにもみられています。
シロサバフグはふぐの中では遊泳性に優れております。食欲が旺盛で肉食、自分と同じくらいの貝類やエビやカニなどの甲殻類を食しイカやタコなどの軟体動物も食べます。小魚なども積極的に捕食すると言われています。かなり獰猛で好奇心が強いためルアーにも反応するのでルアー釣りも可能と言われています。
シロサバフグは日本全国に生息しており一般的には「シロサバフグ」と呼ばれていますが、地域によっては別の呼び名が存在します。例えば福井県周辺では「ウラバ」と呼ばれています。また愛媛では「ギロ」、お隣の徳島県では「ぎんなん」と呼ばれている地域もあります。
シロサバフグ 体形の特徴
一年間のうち5月~7月に産卵期をむかえ、1年間で16~17cm(尾叉長)まで成長し、2年間で23㎝ほどになります。最終的にはシロサバフグは35mぐらいになります。ふぐの中では細身で正面から見ると角の丸い四角形の体形をしています。
ひと昔、日本海の沿岸で獲れたシロサバフグには毒が含まれてないことから、肝でも食べられることもありましたが、現在では海域によっては毒性を持つシロサバフグが発見されたり、毒性をもつシロサバフグの近縁種が存在することが確認されたことから、無毒な筋肉部分、皮、精巣のみが食されています。これは法律によって決められております。
シロサバフグのさばき方
ふぐをさばくのだから免許がないのに大丈夫?と思われる方がいらっしゃると思いますが、シロサバフグのように毒をもっていないタイプのふぐは免許は必要ありません。
最も一般的なものは上から包丁を入れて頭部を切り取ります。そしてお腹に包丁入れて腸などのの内蔵を取り除き水でしっかりと洗い流します。最後に背中の部分から切れ目入れて皮をはがします。これで完成です。
シロサバフグの調理方法
主な調理方法は唐揚げ、刺身、煮つけ、一夜干しなどがあります。